我々の・・・多少ひかえめな『自負』

平成19年6月1日から、盛岡交通圏(盛岡市、矢巾町、滝沢村)で営業する小型タクシーの運賃が全て下限運賃に統一される。
数日前から、盛岡市の「にこにこ交通」さんが、通常の初乗距離1,5㌔を750㍍に短縮し、初乗運賃額も520円から280円に短縮した初乗距離短縮運賃という申請方法で営業を開始している。
初乗運賃の「安さ」だと、にこにこ交通さんの右に出るものはいない!素晴らしい決断である。
前述したように、運賃は全て下限運賃で統一されるため、1.5㌔以降は、にこにこ交通さんを含めた全てのタクシー運賃が同じになるのだ。
今までは、A~Gまでの7段階ある運賃表から、事業者が設定したい運賃を選び、それを申請すると、運輸局が程なく自動的に運賃を認可するというシステムで事業者が運賃を設定していた。
その中で、盛岡交通圏のほとんどのタクシー(約900台)がA運賃という、初乗り580円のタクシーで営業しており、当社のような新規参入組(約150台)は、G運賃の初乗り520円で営業していたのである。
平成14年の規制緩和後、同年10月に盛岡交通圏で初の下限運賃(初乗り520円)「ふるさとタクシー」が5台で登場した。
たった5台・・・当時の盛岡交通圏タクシー業界きっての偉人達のコメントを振り返ってみると、だいぶ「あしらわれたな」という感がある。たった5台での新規参入・・・耳元でうるさく飛んでいる「ハエ」みたいなものだ。いつでも叩き潰せると思って当然です!
お陰様で、その後、新規事業者の方々の下限運賃による参入が相次ぎ、理由はよくわかりませんが・・・平成19年6月、約900台のタクシーが事実上、当社と同じ運賃設定に変更致します。
「盛岡交通圏の全てのタクシーを安い運賃に統一させたのは、当社の従業員である」。と乗務員並びに管理スタッフに伝えてあります。
「ちょうと、ちょっと!いささか、大げさな拡大解釈じゃないですか?」と言われれば、否定はできませんが、5年前から今まで起こった様々な事を冷静に振り返ってみると、やはり肯定せざるを得ません。
この5年間、我々従業員の唇を噛む思いを見てきただけに、タイトルどおり『多少ひかえめな自負』を全従業員に伝えている日々であります。
「価格を下げて新規事業者と競争をする」という「うわさ」を耳にしました・・・驚きです!
もしこの「うわさ」が本当だとしたら、未だ「価格競争」と考えていることになります。当社では、「価格競争の時代は終わり、これからはサービス(接客等)競争の時代」と位置づけております。
ただし、今回の下限運賃申請が「値下げ」というサービスの向上が目的であるのならば話は別です。素晴らしいお考えです。
全国的には、「タクシー運賃値上げ」という中で、盛岡のタクシー運賃が下がったということは、消費者にとって最も喜ばしいことであり、消費者の利益は守られたことになると考えております。
この偉業に、一役買って出られた事に誇りをもって、これからのサービス向上に力を入れて参ります。
~「悩みに対する戦略を知らないものは若死にする」アレクシス・カレル博士~

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